宮崎駿「悪人をやっつければ世界が平和になるという映画は作りません」
宮崎駿監督が20日に東京・有楽町の日本外国特派員協会の講演会で「悪人をやっつければ世界が平和になるという映画は作りません」などと話したことが話題になっている。
宮崎駿監督が20日に東京・有楽町の日本外国特派員協会の講演会で「悪人をやっつければ世界が平和になるという映画は作りません」などと話したことが話題になっている。
『千と千尋の神隠し』が2003年にアカデミー賞長編アニメーション部門作品賞を獲得するなど、海外でも高い評価を受ける宮崎駿監督。講演後に行われた記者からの1時間以上の質問に時には笑いながら、時には真剣な顔で自らの映画哲学などについて語った。
以下抜粋
――子どもたちをナショナリズムから解放するということですが、今後は地域社会に
根ざした映画を作るつもりか、グローバルな映画を作るつもりかどちらですか?
宮崎 「世界の問題は多民族にある」という考え方が根幹にあると思っています。ですから少なくとも自分たちは、悪人をやっつければ世界が平和になるという映画は作りません。
「あらゆる問題は自分の内面や自分の属する社会や家族の中にもある」ということをいつも踏まえて映画を作らなければいけないと思っています。
「自分の愛する街や愛する国が世界にとって良くないものになるという可能性をいつも持っているんだ」ということを、私たちはこの前の戦争の結果から学んだのですから、学んだことを忘れてはいけないと思っています。
また、「主人公が若い女の子ばかりなのはなぜですか? 今後もこの傾向を続けていくおつもりですか?」「ウォルト・ディズニーと比較する意見についてどう思われますか?」「息子さん(宮崎吾朗氏)もスタジオ・ジブリでアニメの監督(『ゲド戦記』)をされていますが、将来的には息子さんを後継者としてお考えですか?」などなど大変興味深い話が見られる。
悪人を倒せば世界が平和になるという映画は作らない――宮崎駿監督、映画哲学を語る(Business Media)
この話題に対し、ネットでは「ムスカは黒歴史ですか?」「ラピュタはお忘れですか」といった突っ込む意見が見受けられるなど物議になっていた。
宮崎監督は、先日、麻生主相の漫画好きアピールに「オタクは恥ずかしい、こっそりやれ」と苦言したことでも大きな話題になった。
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